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 第188回定期演奏会 モニターレポート

■モニターレポート(M.I.氏)

このたびは、すばらしい演奏会を見せていただき、感謝しています。
今回の演奏会を通じて気になったこと、気がついたことを書かせていただきます。

<演奏について>
文句なしにすばらしい演奏でした。静かなイメージのある邦楽ですが、今回の演目はいずれも躍動感がありダイナミックで、ある意味とてもわかりやすく、特に私のような邦楽初心者は、今回のような演目はとても楽しめ、魅せられました。
打楽器や笛、尺八など邦楽器の音色を生で聞くととても感動的で、「やはり自分も日本人なんだ」ということを再確認します。眠っている日本人としてのDNAが呼び覚まされるような気分でした。このような素晴らしい演奏を、特に、これからの時代をになう若い世代に、一人でも多く聞いて欲しいと思います。

ただ、残念だったのが、手前の大太鼓のかげにかくれて、後ろの列にいらした演奏家さんの演奏が見えなかったこと。普段なじみのない楽器が多いだけに、どのように演奏しているのかはとても興味深いので、ぜひとも段などつけていただき、後列の演奏家の演奏ぶりも見せていただきたいです。演奏ぶりも曲の一部だと思いますので、ぜひともよろしくお願いします。

それから、ホールの構造上、仕方がないとは思いますが、演目と演目の間の楽器の運び出し、運び入れがうるさいのが気になりました。内輪の演奏会だったらあのような裏方作業があっても仕方がないと思いますが、きちんとした演奏会であれでは興ざめです。幕がないなら、せめてキャスターなどつけて、ドタドタ音がしないような工夫をしていただきたいです。

それからゲスト演奏家に対し、舞台上のほかの演奏家さんが拍手を送っていたことに少し違和感を覚えました。内輪の演奏会や発表会だったらアットホームな雰囲気でいいと思いますが、今回のような演奏会ではちょっとそぐわない気がしました。客からすると、仲間同士でたたえあっているように見えて「?」となります。

<モニターの連絡について>
5月からモニターにならせていただいたのですが、初回にスケジュール表が来ただけで、今回の演奏会に対するお知らせがなかったのがとても残念です。
正直なところ、今のように「来たければ自分で調べて来い」というスタイルですと、よほどまめなモニターでないと演奏会の日時を忘れてしまいます。私は比較的まめなほうですので、カレンダーに予定を書き込んでおきましたが、こういうケースは少ないような気がします。モニターを希望するような方はまめな人が多いとは思うのですが、やはりそのつどお知らせをいただけると、欠かさずに演奏会に出席できると思います。それから、私はたまたま津田ホールの場所を知っていましたが、普通の人は知らないので、場所の案内(地図)がぜひ欲しいです。
そして、今回の受付の際も、どこでチケットをもらったらいいのかわかりませんでした(受付の方も「え?モニター?」という反応でした)ので、そういった案内もぜひ加えていただきたいと思います。

 

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