日本音楽集団
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 2015年11月28日(土)第216回定期演奏会
日本音楽集団 第216回 定期演奏会
日本人の求める音世界
−躍動の指揮、海老原光氏を迎えて−

【1】 ボレロ
モーリス・ラヴェル作曲/池辺晋一郎編曲(1987年)
指揮:田村拓男  

【2】 秋夢譚
和田薫作曲(2009年)
指揮:苫米地英一

【3】 ダンスコンセルタント第一番《四季》
三木稔作曲(1973年)
指揮:海老原光(客演) 

【4】 秋のコンチェルト
中村八大作曲(1984年)
指揮:稲田康

【5】 邦楽合奏のための−郷−
福嶋頼秀作曲(委嘱新作)
指揮:海老原光(客演)



日時: 2015年11月28日(土) 13:30開演(13:00開場)
会場: 第一生命ホール(晴海トリトンスクエア)(都営大江戸線「勝どき駅」A2a出口より徒歩8分)
入場料: 4,000円(全席自由) ヤングチケット:2,000円(25歳以下の方・全席自由)


日本人の求める音世界
日本音楽集団は、過去50年の間に、国内外を問わず数多くの作曲家に邦楽器作品の委嘱を行って参りました。 7月の第215回定期演奏会「感性の融合−外国人作曲家特集」と対極のテーマとして、今回は、舞台・映像・演奏の世界で多数の実績を持つ、中村八大・池辺晋一郎・和田薫の各氏の作品を採り上げます。各氏の邦楽器への深い理解と、また同時に大きな期待とを、合わせてお感じいただけることでしょう。 また、新進気鋭の指揮者:海老原光氏に、当団創立の作曲家・三木稔の代表作「ダンスコンセルタントI<四季>」を託し、新しい感性とその躍動する指揮によって、従来のレパートリーをさらに進化させようと試みます。

日本音楽集団 第216回定期演奏会 制作実行委員会


【1】ボレロ 池辺晋一郎編曲(1987年)
この作品は、1987年収録のレコードの為に編曲され、原曲を最大限尊重しながら邦楽器特性を活かし、「邦楽」として演奏されることを目指しています。竜笛、能管、篳篥による旋律は非常に特徴的で、後半では小鼓や祭太鼓が加わり、斬新な響きを生み出します。

【2】秋夢譚 和田薫作曲(2009年)
2009年、創立45周年委嘱作品。88年から四半世紀以上に渡り当団へ作品を提供している和田氏の「古典と現代を繋ぐ」意図で描かれた意欲作です。
曲は4つの部分が、自由にそして物語風に構成されています。
当団の基本構成である10名の奏者による編成で、現代邦楽の新たなレパートリーとなった作品です。

【4】秋のコンチェルト 中村八大作曲(1984年)
1984年、創立20周年委嘱作品。第85回定期演奏会で初演されました。「上を向いて歩こう」など、日本だけでなく世界中で愛されてきた中村八大氏の邦楽器作品です。
八大氏が少年期を過ごした中国大陸の「秋」を、随所に現れる印象的な旋律で表現しています。

【5】邦楽合奏のための-郷- 福嶋頼秀作曲:初演
みなさんは「郷」いう文字から、どんな言葉を思い浮かべますか?“心の故郷”“郷愁を感じる”“郷に入っては郷に従え”。そういった人々の心の奥底にある大切な物・・・アイデンティーや懐かしさ、価値観・・・といったものを表すのが「郷」ではないでしょうか。
この作品は、日本音楽集団という個性豊かな和楽器奏者の集まりを通して、様々な音楽的な「郷」を表現した合奏曲です。
今回のゲスト指揮者である盟友・海老原 光 氏とがっぷり四つに取み、幾度とないディスカッションから試演にいたるまで、丁寧に準備を重ねて公演に臨みます。ぜひとも、ご期待ください。


海老原 光(指揮) Hikaru Ebihara
1974年鹿児島生まれ。鹿児島ラ・サール中学校・高等学校、東京芸術大学を卒業、同大学院修了。その後ハンガリー国立歌劇場にて研鑽を積む。2007年ロブロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクールで第3位入賞。
2010年より東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団アソシエイト・コンダクターに就任。国内オーケストラと客演を重ねている。また2012年に続き、2015年1月に再びクロアチア放送交響楽団の定期公演(ザグレブ)に出演し、現地で好評を博した。
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