二十絃箏は1969年に創られてから40年を迎えます。その間演奏者、作曲家からの圧倒的な支持を得て、楽器数、奏者数ともに増えて順調に育ってまいりました。今回の定期演奏会では、この40年の歴史の中で二十絃箏のために作曲された数ある名曲から選りすぐった作品と、新しい作品を2曲演奏いたします。
日本音楽集団で育った二十絃箏の40年・過去と未来
1部 ○タクシーム/西村朗
○青の島/新実徳英
○七段遠音/柴田南雄
○夢合わせ夢たがえ/吉松隆
2部 ○天如/三木稔
○華やぎ/三木稔
○樹冠/長沢勝俊
○秋の曲/三木稔
3部 ○蕪村五句/湯浅譲二
○「委嘱初演作」独奏二十絃箏と箏群の為の〜/夏田昌和
○委嘱初演作「糸の書」〜二十絃箏と邦楽器合奏の為の協奏曲〜/松尾祐孝
2010年1月23日[土] 午後5:00開演(午後4:30開場)
会場:津田ホール (JR千駄ケ谷駅下車)
主催:特定非営利活動法人日本音楽集団
入場料:全席指定
[前売] A5,000円 B4,000円 C3,000円
[当日] A5,500円 B4,500円 C3,500円
チケット予約:
日本音楽集団 TEL:03-3378-4741 FAX:03-3376-2033 E-mail:【お問い合わせ】
電子チケットぴあ pia.jp/t 0570-02-9999
ヤングシート:25歳以下の方にB,C席を割安料金で。
前日午前中までに日本音楽集団事務所へご連絡ください。
1969年、演奏家・野坂恵子氏が作曲家・三木稔氏の協力を得て開発した二十絃箏は「箏を超えた箏」と言われており今年40歳を迎え、この楽器に捧げられた作品と共に様々な角度から魅力を引き出し、益々輝いています。
その40年の道のりを皆様に実感して頂けるよう、今回の演奏会は3部分の構成としました。
この楽器に当初から深く関わられた三木稔氏の名作を集めた第2部を中心に、第1部では次世代作品などでの様々なアプローチを、そして第3部では二十絃箏のための初めての箏歌付き作品「蕪村五句」、そして夏田昌和氏・松尾祐孝氏の新しい作品で未来に向けての方向性を探ります。
どうぞお出かけくださって、二十絃箏の起源と未来を実感して頂くと同時に、それらの作品を演奏する人材の豊かな個性をお楽しみいただけたら幸いに存じます。
吉村七重
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